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家族で最後のキャンプ?


2002/08/24
家族で最後のキャンプ?

この夏休みは公私共に超多忙で、あまり遠くには出掛けられませんでしたが、我が家の恒例で、今年も家族四人で墓参りとキャンプには出掛けました。
自然の奥深くで数日キャンプを張るのは、私がまだ独身の頃からの慣行で、結婚した後は妻を伴い北アルプスの山々にも登り、子どもが生まれたからは、今年皇太子さんがやっていたように、まだ歩けない我が子を背負子に背負い、比較的危険のない山、例えば乗鞍山の頂上に登ったりしました。
我が子が歩けるようになっからは、山も登りましたが、今度は緑の奥深く分け入り、清流のもとでキャンプを張るのが中心になりました。

今年の夏は、秩父の大浦渓谷に入り、携帯電話の電波も届かないところでした。ここは自然の地を生かした彩の国キャンプ場があり、浦山川が流れ、大日堂という450年も前に開祖したお堂も建っています。昔、道もトンネルもなかった時代に、どうやってここに建てたのか興味を惹かれるところです。その下流には、まだ出来て新しい秩父さくら湖という高さが日本で二番目というダムがあります。そこからの眺めは絶景ですが、水は比較的少なく、放流されている水量も多くはありませんでした。

このようなキャンプも、今年が最後ではないか、と感じています。子どもたちはもう私達のもとから自由になり、それぞれに羽ばたいていく時期が近づいていると思うからです。
私達の行動が子どもたちにどんな意味をもたらしたのか、は分かりません。子どものための教育というよりは、自分たちの趣味に子どもを巻き込んでいた、というのが正直なところですから。そして、今後、子どもたちがその体験を生かすのかどうかも分かりません。それは彼らが判断することだからです。

ただ、家族の営みの中での素敵な一コマとなっていれば、それで十分ではないかと思います。



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