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学校へ来さえすればいいのか


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■学校へ来さえすればいいのか  
埼玉県 I 

 またまた、17才の、しかも不登校気味の少年による犯罪が起きてしまいました。
この種の事件が起こると、不登校仲間のお母さんとつい話してしまうのですが、やはり無理をして学校へ復帰したのがよくなかったのではないか……と言うのが、共通した感想でした。 
 今の中学校のカウンセラーや教師の方達は、学校に来さえすればいいという感じの対応をしているだけです。中学校の間に(不登校を)なんとかすべきだ……という考えに固執していて、子どもの側に立った長期的展望というのが感じられないのです。子どもの味方であるはずのカウンセラーでさえ、保健室登校が出来るようになって良かったね、などといって喜んでいて(あるいは親を喜ばせていて)本当に不登校の問題点を理解しているのかしら……と疑いたくなります。

 この間も、不登校の子を早く学校に復帰させたとしても、数年後に再び大きな問題が発生する場合もあるので、再登校については慎重を要するというような内容の論文を不登校の保護者に配っていたので、少しはよくなってきたのかしら……と思いましたが、期待はずれでした。

 やはり、学校は登校すべき所であり、不登校してる子は一刻もはやく復帰したほうがしあわせ、という感じで、面談するたびにひどく疲れます。
 カウンセラーや教師もたぶん、研修する機会があると思うのですが、いったいどんな事を研修しているのか、気になります。

 現在、子どもは4月からず〜と学校に行っておらず、2学期は担任やカウンセラーとの面談を拒否しています。それで、母親の私が2、3ヶ月に一度の割で学校に行って近況報告を兼ねて1時間半話してくるのですが、だんだん消耗というかダメージを受ける割り合いが増えちゃってきて、さすがに次はどうしようかと考えるようになりました。

 うちの場合の様に、完全な不登校なのに全然登校刺激をしないで、子どもの意志にまかせているというケースは、在籍する中学校では稀なようでした。




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